ここでは首から腕にかけて喘息に効くツボを見ていきます。
首のツボ
首もとのツボについて解説します。
首もとのツボはあまり強く押しすぎると苦しくなるので、軽く指圧してください。
◯人迎 (じんげい) <効果:気道の炎症>
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[ツボの場所]
喉仏の頂上から横になぞっていくと胸鎖乳突筋(きょうさにゅうとつきん)があります。
この胸鎖乳突筋ではドクッドクッと脈を感じると思います。
ここの内側に位置します。
女性の方はこれを聞いて疑問に思うかもしれません。
喉仏ないんだけど・・・
女性には喉仏がないという都市伝説がありますが、女性にもしっかりと喉仏はあります。
大きさが小さいので分かりにくいというだけなんですね。
[期待できる効果]
気管支喘息による気道の炎症の緩和に効果が期待できます。
◯水突 (すいとつ) <効果:息苦しさ、のどの痛み>
[ツボの場所]
人迎から真下になぞっていきます。後述する気舎との中央に位置します。
[期待できる効果]
喘息の発作による息苦しさや、のどの痛みに対する効果が期待できます。
◯天突 (てんとつ) <効果:息苦しさ>
[ツボの場所]
喉から下になぞった胸のくぼみの部分です。
[期待できる効果]
喘息の発作時の息苦しさの緩和に効果が期待できます。
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◯気舎 (きしゃ) <効果:のどの痛み>
[ツボの場所]
呼吸による空気が集まる場所を意味しています。
ですので、呼吸器系の治療に有効です。
喉から下になぞっていくと胸のくぼみ(天突)が見つかります。
天突から斜め上に2cmほどなぞっていくと、左右に小さなくぼみがあります。
そこが気舎です。
[期待できる効果]
のどの痛みの改善の効果が期待できます。
また、気管支喘息の治療としても、このツボが用いられる事もあります。
◯大椎 (だいつい) <効果:アレルギー体質>
[ツボの場所]
頭を前に曲げて、後頭部から背中に向かっていくと、何箇所かでっぱりを感じると思います。
このでっぱりの中で最も大きなものが目安です。
その下に位置するのが大椎です。
[期待できる効果]
即効性はありませんが、アレルギー体質の改善に効果が期待できます。
(関連記事) 喘息のアレルギー要因のアトピー型喘息と、非アトピー型喘息とは?
肩と腕のツボ
◯雲門 (うんもん) <効果:咳(せき)、息苦しさ>
[ツボの場所]
鎖骨の真下から親指6本分外側に移動した所にあります。
[期待できる効果]
喘息の咳や息切れなどの緩和に効果が期待できます。
◯侠白 (きょうはく) <効果:咳(せき)、痰(たん)>
[ツボの場所]
腕に力こぶを作った時の頂点から外側に少しずらした所にあります。
[期待できる効果]
呼吸器系全般の治療に用いられるようです。
発作時の咳と痰、突発的な息苦しさを緩和する効果が期待できます。
◯尺沢 (しゃくたく) <効果:息苦しさ>
[ツボの場所]
ひじを曲げると中央に硬い筋が見つかると思います。
その筋から外側に指をずらすとくぼみがあります。
そこにあるのが尺沢です。
[期待できる効果]
呼吸が苦しい時の緩和に効果が期待できます。
◯孔最 (こうさい) <効果:呼吸器疾患全般>
[ツボの場所]
尺沢から指4本分下にあります。
[期待できる効果]
このツボは、最高のツボという意味を持ちます。
呼吸器系の症状に効果があり、喘息にも優れた効果を発揮します。
ツボの効果から見ると、孔最が最も効くかもしれません。
効き目を感じるツボを是非見つけてください。
手のツボについても参考にしてくださいね。
(関連記事) 喘息に即効性のあるツボはどこ?【手】編