今回は喘息に効く胸から足にかけてのツボを見ていきます。
胸やお腹のツボはご自身では少しやりにくかもしれません。
なので、仰向けに寝て家族の方などに手伝ってもらうと実践しやすいです。
足に関しては簡単に出来るので覚えておくと良いかと思います。
足は第二と心臓と言われるように心臓から遠い場所にある為、血液を流れを助ける為の役割を果たします。
ツボに関しても足は重要なものが多く、特に足裏は体の各部位に効くツボが密集しています。
その胸から足にかけてのツボを見ていきましょう。
胸とお腹のツボ
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○欠盆(けつぼん)<効果:息苦しさ>
[ツボの場所]
乳頭(乳首)からまっすぐ上に向かっていくと鎖骨に行き着きます。
その鎖骨の上のくぼみが目安となります。
そこから指一本分内側にずらした場所が欠盆です。
[期待できる効果]
胸の苦しさや息苦しさに効くツボです。
喘息だけでなく首・肩の痛みの症状にも効果が期待できます。
○中府(ちゅうふ)<効果:咳(せき)、痰(たん)、のどの痛み、息切れ>
[ツボの場所]
鎖骨の真下から親指6本分外側に移動したところに雲門(うんもん)というツボがあります。
その雲門から指1本分下辺りにあるのが中府です。
[期待できる効果]
呼吸器系の疾患の治療に用いられる事があります。
せきやたん、のどの痛み、息切れなどの症状に効果が期待できます。
特に激しいせきを緩和する効果があります。
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○膻中(だんちゅう)<効果:咳(せき)、痰(たん)、息切れ>
[ツボの場所]
左右の乳頭(乳首)と前正中線(体の中心)が交わる点が膻中です。
[期待できる効果]
せきやたん、息切れなどに効果が期待できます。
○盲愈(こうゆ)、天枢(てんすう)<効果:咳(せき)>
[ツボの場所]
おへその両端から指半~1本分横に移動したところにあるのが盲愈です。
天枢はおへその両端から指2本分横に移動したところにあります。
おへその周りのツボは上半身と下半身が交わるところです。
東洋医学の考えでは、この辺りはエネルギーが交わるところとされています。
なので、とても重要なツボというような考えがあるようです。
[期待できる効果]
主に消化器系の症状に効果があります。
呼吸器系の症状の治療に用いられることもあり、喘息では咳の緩和が期待できます。
足のツボ
○足三里(あしさんり)<効果:気管支喘息>
[ツボの場所]
膝(ひざ)の皿の外側から指4本分下の辺りにくぼんだ場所が見つかると思います。
そこにあるのが足三里です。
三里というのは、膝の皿下の外側にある犢鼻(とくび)から三寸という事を示しています。
[期待できる効果]
足三里は万能で体全体の症状の改善に役立ちます。
疲れや体力の向上に効果が期待できます。
○太渓(たいけい)<効果:気管支喘息>
[ツボの場所]
太渓は内側のくるぶしから斜め後ろ下(かかと側)にくぼんだ場所にあります。
[期待できる効果]
太渓も全身の症状改善に効果が期待できます。
むくみや冷え性にも役立ちます。
胸やお腹、足で喘息に役立つツボをご紹介しました。
特に足はマッサージも兼ねて行うとリフレッシュになると思いますので、ぜひ試してみてくださいね。
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