世界柔道選手権大会で導入された男女混合団体戦。
2017年ブダペスト(ハンガリー)大会で、日本が金メダルを獲得し、見事初代王者に輝きました。
男女混合団体戦は、2020年の東京オリンピックでも実施される新種目です。
そんな男女混合のルールって気になりませんか?
作られたばかりの男女混合団体戦について調べました。
男女混合の人数やルールは?
[adt]男女混合団体は、男女3人ずつの計6人のチームで構成されます。
<男子>
73キロ級、90キロ級、90キロ超級
<女子>
57キロ級、70キロ級、70キロ超級
<日程>
個人戦出場選手から選ばれ、個人戦の日程終了の翌日に実施されます。
<試合順>
1. 女子57キロ級
2. 男子73キロ級
3. 女子70キロ級
4. 男子90キロ級
5. 女子70キロ超級
6. 男子90キロ超級
ブダベスト大会での日本代表メンバーは次の通りです。
女子57キロ級:芳田司
男子73キロ級:橋本壮市
女子70キロ級:新井千鶴
男子90キロ級:長澤憲大
女子70キロ超級:朝比奈沙羅
男子90キロ超級:王子谷剛志
準決勝までは5ー1、決勝では6戦全勝と圧倒的な強さを見せてくれました。
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<ルール>
試合時間は各4分です。
6選手試合終了後に勝敗や得点が並んだ時は、無作為に選ばれた階級の選手による試合が行われ、勝敗を決めます。
シード権は、選手の世界ランキングを得点化し、その合計数が高い国に与えられます。
日本は第1シードとして、2回戦からの戦いとなりました。
ご覧の通り、男子対女子という組み合わせはありません。。。
しかし、日本代表の宇高菜絵選手は男女混合について次のように語っています。
『日本の選手は男女一緒に行動する機会が少ないんですよ。男子とのコミュニケーションに(女子が)緊張するかもしれない』
日本の柔道は試合も合宿も男女別々が多く、このような不安を口にしていたようです。
もしかしたら、男女混合団体の代表選手も裏では緊張していたのかもしれませんね。
しかし、試合では圧倒的な勝利!
やはり強靭なメンタルを持っているようです。
日本は、ブダベスト大会で個人で7つの金メダル、混合団体でも優勝し、あわせて8つの金メダルを獲得しました。
2020年の東京オリンピックでも圧倒的な力を示してくれることでしょう。