寝る前にタバコを吸うと寝つきが悪くなる!?

寝る前のタバコについて

タバコを吸う方の中には、就寝前に必ずタバコを吸うという人もいると思います。

寝る前の準備として、また落ち着くから、と習慣になっているのではないでしょうか?

また、歯磨きをしてからタバコを吸いたいという人もいますね。

私もタバコを吸ってた時期がありますが、歯磨き後のスーッとする感覚は気持ちいいものです。

歯磨きを2回するのは面倒でしたが・・・

 

それはさておき、タバコを吸うと落ち着くから、ぐっすり眠るのにいいのでは?って思いませんか?

私は、落ち着く=タバコだったので、リラックスできると考えていました。

でも、実際の寝つきはとても悪いものでした。

それにはちゃんとした理由があったんです。

副交感神経を刺激するとリラックスできる

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人間の自律神経は交感神経と副交感神経に分かれます。

二つの神経は正反対の役割を持ちます。

交感神経は、緊張している時やストレスを感じている時に働きます。

 

一方で副交感神経は、リラックスしている時に働きます。

一般的に、日中は交感神経が優位になり、夜間は副交感神経が優位になります。

昼間は仕事で人と接したり、ストレスが感じる事も多く緊張状態にあります。

一見するとデメリットばかりあるように思いますよね。

 

しかし、交感神経には体を興奮状態にする作用があるため、日中の活動を支えるのに大事な神経系なのです。

逆に睡眠時に興奮状態では困りますね。

ですから、副交感神経が働かせリラックスさせる事が睡眠には必要となります。

では、タバコを吸うとどうなるのでしょうか?

タバコのニコチンが不眠の原因?

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タバコのニコチンには鎮静作用と覚醒作用を併せ持っています。

喫煙後にリラックス状態になるのは鎮静作用が働くからです。

そう考えるとタバコを吸うのは快眠効果があるように思えてきます。

 

しかし、鎮静作用と覚醒作用で強く作用するのは覚醒作用のほうです。

そして、覚醒作用は1時間から2時間続くと言われています。

そのため、寝る前のタバコは寝つきが悪くなり、睡眠の質が落ちてしまうのです。

 

また、日常的にタバコを吸っていると、空気の通り道である気道まわりに炎症が起きます。

炎症により気道を狭めてしまいます。

そうなると、寝ている時に呼吸が止まる睡眠時無呼吸症候群(SAS)が発症するリスクも高まります。

ですから、タバコは吸わないに越した事はありません。

タバコを吸うのと深呼吸は一緒!?

最後にちょっと脱線しますが、喫煙行為についてお話しします。

タバコの煙を肺に入れる時は深い呼吸をしますよね。

つまり深呼吸です。

 

ニコチンで気分が落ち着くのではなく、深呼吸しているから落ち着いているというのが正しいと言えます。

タバコを吸う人にとっては、ニコチンとリラックスが結びついているためタバコを辞めることができません。

しかし、お金を払って深呼吸をしていると考えると見方が少し変わりますよね!

私もこの事を知った時、今まで深呼吸にお金を費やしてきたんだ・・・と後悔しました。

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その後、タバコを吸いたくなったら深呼吸を心がけました。

落ち着くまで何度も何度もやりましたね!

訓練は必要ですが、このように禁煙する事は十分可能ですので試してみてくださいね。

タバコを辞めないとしても、睡眠の質は人生においてとても大切なので、就寝前の2時間前は吸わないように頑張ってみましょう。

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