ドラフト育成枠の最下位から正捕手の座を奪ったソフトバンクホークスの甲斐拓也(かいたくや)選手。
優れた頭脳で打者を手玉にとり、投手を引っ張る若手のキャッチャーです。
ドラマのようなサクセスストーリーを成し遂げた甲斐拓也選手の年俸の推移を調べました。
甲斐拓也の年俸推移
甲斐拓也選手の年俸推移は以下の通りです。
年度 | 推定年俸 | 球団 |
---|---|---|
2011年 | 270万円 | 福岡ソフトバンクホークス |
2012年 | 270万円 | 福岡ソフトバンクホークス |
2013年 | 270万円 | 福岡ソフトバンクホークス |
2014年 | 500万円 | 福岡ソフトバンクホークス |
2015年 | 600万円 | 福岡ソフトバンクホークス |
2016年 | 600万円 | 福岡ソフトバンクホークス |
2017年 | 900万円 | 福岡ソフトバンクホークス |
2018年 | 4000万円 | 福岡ソフトバンクホークス |
甲斐拓也選手の最新の年俸は4000万円です(2018年度)
甲斐選手は、大分・楊志館(ようしかん)高校の出身。
楊志館高校は2007年に甲子園初出場し、ベスト8という快挙を遂げた高校です。
甲斐選手自身の甲子園出場経験はありませんが、高校通算40本のホームランを放つ打力、そして持ち前の強肩が評価され、2010年のドラフトでソフトバンクから育成選手6位で指名。
年俸270万円、支度金300万円で契約しています。
現在ソフトバンクを共に牽引する、千賀滉大(せんがこうだい)投手、牧原大成(まきはらたいせい)選手も2010年の育成枠の選手です。
千賀投手が4位、牧原選手が5位、甲斐選手が6位。
4位・5位2人は、2012年に支配下登録に格上げされますが、甲斐選手は2013年末まで育成選手として苦しんだ時期があります。
また、2010年ドラフトの1位は、千葉・習志野高校の捕手として活躍した、山下斐紹(やましたあやつぐ)選手でした。(現在は楽天にトレードで移籍)
山下選手は、契約金8000万円、年俸800万円。
育成の3人とは入団当初から大きな差がありました。
特に甲斐選手は、同じ捕手なので、ドラ1位と育成6位の差に好奇の目で見られることも多かったようです。
しかし、周りに振り回せれることなく、「人はヒト」という言葉を心に、自分がやるべきことに取り組んだといいます。
そして2017年キャンプで、捕手の一軍争いに勝ち、開幕一軍入りを果たします。
現在では、正捕手の座を不動のものにしています。
二塁までの送球タイムがプロで一番速いと言われる強肩と、巧みなリードで打者を翻弄する姿は名捕手・野村克也氏を唸らせるほどです。
投手からの信頼も厚く、同じ道を歩んできた現エース・千賀滉大投手や、東浜巨(ひがしはまなお)投手とのバッテリーは抜群の安定感を見せています。
ただ、バッティングは大きな課題です。
打率が2割台にギリギリ乗っている状態なので、打てるキャッチャーになれるかが今後の飛躍の鍵となりそうです。
まとめ
・甲斐拓也選手の現在(2018年)の年俸は4000万円
・最高額は4000万円(2018年)