ワカメはハゲ予防なるとか、納豆は薄毛に良い!そんな話って聞いたことありませんか?
食べ物と髪の関係は様々な説がありますが、ここでは良いと言われている食べ物と悪い食事について解説します。
食生活の見直しの参考にしてみてください。
薄毛改善に良いと言われる食べ物
タンパク質
・納豆
・豆腐
・卵
・レバー
・鶏のささみ
・魚 など
人間の体は60〜70%が水分で占めていますが、次に多いのがタンパク質で、約20%を担っています。
タンパク質は、内臓や筋肉を構成するために必要な要素で、髪の毛も例外ではありません。
ですから、タンパク質が不足すると髪に栄養が行き渡らず、髪の成長を妨げになってしまうのです。
タンパク質には、豆類や野菜などの「植物性」と、肉や魚や卵などの「動物性」が存在しています。
両者ともに大切な要素ですが、動物性タンパク質の採りすぎはあまりよくありません。
脂肪分によって、毛穴がつまり血行が悪くなってしまう恐れがあるのです。
大事なのはバランスで、肉や魚だからこそ採れる栄養もあります。
植物性タンパク質の割合を多くし、動物性タンパク質も食べるようにして見てください。
緑黄色野菜
・にんじん
・ほうれん草
・小松菜
・かぼちゃ
・オクラ など
植物にはカロテンという色素成分が含まれています。
もしかしたら、「βカロテン(ベータカロテン)」という言葉は聞いたことあるかもしれませんね。
そのβカロテンを多く含んでいる食材が「緑黄色野菜」です。
βカロテンは、髪の成長を促す「ビタミンA」に変換する働きを持っています。
ビタミンA自体は、レバー、うなぎ、バター、チーズ、卵などの食材に多く含まれるのですが、日本人は緑黄色野菜からビタミンAを摂ってる割合が最も高いようです。
(参考文献:グリコ 栄養成分百貨)
亜鉛
・生ガキ
・レバー
・牛肉
薄毛を引き起こす原因となるものに「ジヒドロテストステロン(DHT)」という男性ホルモンがあります。
このDHTを抑制することは薄毛改善には欠かせない要素の一つです。
そして、亜鉛(特に生ガキ)にはDHT抑制作用があると言われています。
海藻類
・ワカメ
・昆布
海藻類を食べると髪が生えると信じている人は多いはず。
しかし、ワカメや昆布を食べて髪が太くなったり、生えたりすることはありません。
海藻類に含まれるミネラルやヨードが髪に良いという話が、この俗説に繋がったのではないかと言われています。
ミネラルは、髪のツヤやハリを作り出す必要な成分であることに変わりはありません。
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薄毛に悪い食事
・菓子パン
・パスタ
・ラーメン
・ポテトチップス
・アルコール
これらは、髪に限らず健康的に良くない食品として取り上げられるものばかりです。
もちろん食べたらダメではありませんが、回数は減らしたほうがよいでしょう。
男性の中には、昼ご飯は菓子パンだけ、夕飯はカップ麺という食生活の人も多いと思います。
しかし、そのような偏食は改めてくださいね。
食事で改善するのはごく僅か
ここまで食べ物について見てきましたが、結局のところ、食事で薄毛を改善できる可能性はごく僅かです。
また、進行型の脱毛症(男性型脱毛症:AGA)の場合、食生活はほとんど関係ないと言われています。
もちろん食生活の改善がプラスに働く可能性もありますので、自分自身の食事メニューを客観的に見てみてくださいね。