30代を越えると責任も重くなり、ストレスを感じることって多いですよね?
抜け毛が増えたり髪のボリューム感がなくなったのは、このストレスの影響だと感じている方も多いと思います。
ストレスを無くすことはなかなか難しいものですが、ここではストレス解消で薄毛が回復する可能性について見ていきたいと思います。
ストレスと薄毛の関係
人間はストレスを感じると「コルチゾール」というストレスホルモンが分泌されます。
コルチゾールは、睡眠中の脂肪燃焼をサポートしてくれる大切なホルモンです。
しかし、ストレスが多いと大量に分泌され、髪にも次のような影響を与えてしまいます。
血行不良
コルチゾールが増加すると「覚醒レベル」が上がります。
そうすると体は戦闘モードになるため、なかなか寝付けないと行った状態を招きます。
睡眠不足は血行を悪化させるため、髪の成長の妨げに繋がります。
亜鉛の消費
髪に良い食べ物はたくさんありますが、その中でも「亜鉛」は髪を作るために欠かせない成分です。
ストレスは、亜鉛を無駄に消費させてしまうので、髪にとってはよくありません。
男性ホルモンが減る
ストレスが増えると、男性ホルモン「テストステロン」が低下します。
テストステロンは、筋肉や骨格など男性らしさを作る上で欠かせない物質で、「モテホルモン」とも呼ばれています。
運動している男性はモテると言いますが、これは顔や体が引き締まるのはもちろん、男には分からない電波信号をキャッチするからなのかもしれません。
ですから、男性ホルモン「テストステロン」が減ることは男にとっては致命傷です。
しかし一方で、「男性ホルモンが多いとハゲる」という話を聞いたことがあると思います。
テストステロンが薄毛の原因になると思っている方もいますが、これは勘違いです。
テストステロンは「5αリダクターゼ」という酵素によって還元されると「ジヒドロテストステロン(DHT)」を生成します。
このDHTが発毛を抑制する原因ですが、テストステロンがDHTの元になる物質なので、テストステロンが薄毛の原因という勘違いが広まったのです。
テストステロン自体は、発毛にも欠かせない大切なホルモンです。
薄毛が回復する可能性は?
10円ハゲと呼ばれる円形脱毛症の場合、自然治癒する可能性はありますが、精神的ストレスと薄毛との関係性はまだ断定されていません。(参考:日本皮膚科学会円形脱毛症診療ガイドライン 2017 年版「8.AA 発症と精神的ストレス」)
また、男性の脱毛症においては、ストレスの解消で薄毛が回復す確率はかなり低いと言われています。
専門のクリニックで診察を受けることが一番大事ですが、自身で出来る予防策として、ストレス発散する時間を持っていない方は、その習慣は取り入れていきましょう。
こちらは10分間のマインドフルネスの動画です。
僕自身もやっていますが、すごく心が落ち着くので、仕事のお昼休憩や家に帰った後に取り入れてみるといいですよ。
そして、 先ほど運動がテストステロンを増やすとも書いた通り、5分でも10分でもいいので散歩や腹筋などの習慣も取り入れてみてください。
短時間に負荷をかけることは、頭の切り替えにもなるので一度試してみてください。