睡眠中に足がつる!その原因と予防法

睡眠中に足をつるについて
睡眠中に足をつるについて

眠りについた数時間後、足をつって目が覚めた。

2人に1人は経験をしているようです。

確率として50%です、この数字は驚きですよね。

私も妊娠中を含め何度か経験をした事があります。

寝てる時に足をつる(けいれん)って何とも言えない激痛なんです。。。

 

でもどうして足がつってしまうのでしょうか?

そして、簡単に出来る対処法や予防策は何かあるのでしょうか?

犯人は末梢神経!

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寝ている時に足がつるのは不意打ちにも程がありますよね。

しかも、つった足をマッサージして激痛を取り除いてもしっかり目が冴えてしまいます。
足がつる原因は、末梢神経のうち、脳で考えた事を筋肉に伝える「運動神経」に何らかの原因で不具合が生じているからです。

脳が「動け!」と言っていないのに筋肉に「動けー!」と命令し足がつってしまうのです。
ふくらはぎには腓腹筋(ひふくきん)というそうめんのような束が複数密着している筋があります。

この筋の一部だけが運動神経の命令を聞いてしまうのです。

その結果として足がつります。

 

そして、密着している他の筋とのズレることで「痛み」を感じます。

何故、運動神経が勝手に筋肉に命令してしまうかは様々な要因が絡んでいて原因の特定はできていないそうです。

なので私達が出来る事と言えば、水分とミネラルの補給そして適度な運動、ふくらはぎのストレッチやツボ押しで運動神経の暴走に備えておく事です。

意識して水分とミネラルを補給

夏場と違い汗をかかない冬は水分補給を忘れがちになります。

汗をかいていなくても適度に水分補給をするよう心掛ける事は大事です。

水分補給はミネラルとイオンが含まれているスポーツドリンクが効率よく摂取できますが、苦手という人は水でも大丈夫です。

(ちなみに目安となる1日の水の摂取量は、男性で3.75ℓ、女性で2.75ℓとも言われています。)

 

そして、ミネラル補給です。

ミネラルは重要な栄養素なのに、体内では作られないので意識して外から摂取しないといけません。

ミネラルの中でも特に足つり対策に効果的なのは、マグネシウム、カルシウム、カリウムです。

  • マグネシウム:不足すると筋肉が硬くなってしまいます。
  • カルシウム:筋肉の興奮を抑えたり、神経の伝達をコントロールしてくれます。
  • カリウム:筋力の調整をしてくれます。

おすすめの食材

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適度な運動を毎日する事が良いと分かっていても中々やる気や仕事や家事に育児にで時間が取れず続かない事が多いですよね。

通勤時に少し早歩きをしてみたり、

近場に買い物するなら徒歩で行ったり、

子どもと全力で遊んでみたり

と身体を意識して動かす事は可能です。

健康の為にもちょっとだけ意識して身体を動かしてみてください!
といっても、運動していれば足はつらない?かというとこれまた違います。

ミネラルが不足するといくら運動をしていても、筋肉をケアする事が出来なければ意味がありません。
普段の食事で摂取しやすいミネラル豊富で手軽に買える(食べられる)食材をご紹介します!

  • バナナ(カリウム豊富!)
  • トマト(バナナ同様にカリウムが豊富で水分補給にも最適!)
  • 納豆、豆腐、アーモンド(マグネシウムが豊富で筋肉をリラックスさせる効果あり)
  • イカ、タコ(タウリンが豊富で筋肉疲労に効果のあるアミノ酸まで含まれています)

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マグネシウムは他にもカボチャやしらすにも含まれています。

カボチャの煮つけに焼豆腐を入れてみたり、

トマトと豆腐を同じ幅でスライスして上からオリーブオイルと岩塩を少々振ったサラダ

を作ってみるなど、組み合わせは多く献立に困りません。

頑張っている足へのご褒美

日頃から私達の体重を支えてくれている足を入浴時または寝る前にマッサージをして、疲れを癒してあげましょう。

足つぼ:承山(しょうざん)

ふくらはぎのツボについて

アキレス腱からふくらはぎに向かって指をなぞると、ふくらはぎの盛り上がりにぶつかると思います。

そこの盛り上がっている手前の場所に承山があります。

ふくらはぎに親指が来るように両手で包む様に持ち、左右の親指を重ねて、承山を指圧します。
このツボは足がつった時にも有効です。

もしくは、足の親指を身体の方向へ引っ張って痛みを取り除いた後にマッサージを兼ねてツボ押しをするのも良いですね。

(関連記事) 眠れる3つのツボ押しで不眠症を解消!

足を痛みが治まった後、マッサージをせずに寝ると、翌日に痛みが響くことがあります。

なので、痛みが取れたらふくらはぎをきちんとマッサージしてあげましょうね。