山芋と長芋の特徴や違いは何?おすすめの調理方法もご紹介!

長芋
長芋

ねばねばの山芋や長芋、白いご飯にかけて食べるといくらでも食べられちゃいますよね。

見た目は同じ食べ物ですが、違いってよくわからない方も多いのではないでしょうか。

そこで、今回は山芋と長芋の特徴と違いについて説明いたします。

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山芋と長芋の特徴と違い

まず、山芋とは日本の山で自生する自然薯のことを言います。

粘り気が強く、風味が強いのが特徴です。

栽培されたものではないので、流通が少なくなかなか手に入りません。

また、自生している山芋を綺麗に掘り出すのは大変な作業ですから、価格も高価なものが多いのも特徴です。

 

次に、長芋ですが、こちらは中国が原産の日本で栽培された芋。

水分が多く粘り気が少なく、あまり癖のない味が特徴です。

 

もう一つ、スーパーなどで見かけることがあるイチョウのような形の芋はご存知でしょうか?

あの芋は大和芋と呼ばれ、中国が原産の長芋の仲間で、日本で栽培されています。

 

大和芋も自然薯のように粘り気が強いですが、風味は劣ります。

3種とも元は同じヤマノイモ科の芋の仲間です。

山芋と長芋の調理方法

先ほど述べた通り山芋(自然薯)は手に入りにくいですのが、もし手に入ることがあったら皮をむかず、すりおろしてそのまま食べてください。

独特の香りや風味が消えてしまうので、余計な味付けは必要ありません。

料理に使う場合は山芋の代わりに、手に入りやすい大和芋を使うといいでしょう。

 

すりおろしてマグロのお刺身と合わせてやまかけにしたり、粘り気があるのですりおろしたものを油で揚げることもできます。

揚げたものをお吸い物に入れても美味しいですよ。

長芋は3種の中で1番価格も手頃で、どんな料理にも合うので使いやすいです。

 

長芋が1本あると、色々使えて便利なので、私の家では常備してあります。

千切りにしてサラダや明太子和えにしたり、濃い目のつゆと合わせてとろろ汁にしたり、炒め物にしたりと大活躍です。

ちょっと変わったところで、煮物にしてもほっくりとして美味しいですよ。

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長芋煮のカニあんかけ

1. 長芋の皮をむき、5センチくらいの輪切りにし、5分ほど下茹します

2. 鍋に混布を入れてゆっくりと沸かします。沸騰する直前に混布を取り出し、少量のしょう油、酒を加えます

3. 2の鍋に1の長芋を加え10分ほど弱火で煮込みます

4. 別の鍋に水、しょう油、みりん、酒を入れて沸騰させ、ほぐしたカニを加えてひと煮立ちさせたら、火を止めて水溶き片栗粉でとろみをつけます

5. だし汁の汁気を切った長芋をお皿に盛り付け、4のカニあんをかけます。

カニはカニ缶でも充分ですし、かにかまでもなかなか美味しいですよ。

大和芋のすり揚げ

1. にんじん、シイタケを細めの千切りにします。

2. 1の野菜としょう油、酒、みりんを鍋に入れて濃い目に煮付け、冷ましておきます。

3. 大和芋をすりおろし、2の野菜を汁気を切って混ぜ合わせます。

4. スプーンなどで形を整えながら、油で揚げます。

 

お好みでしょう油などを付けて食べてください。

ちょっとしたおつまみにも良いですよ。

まとめ

・山芋は自生の自然薯で希少価値が高く、風味も豊かです。すりおろして食べるのがおすすめ。

・長芋は栽培されたもので手に入りやすい。水分が多いが、調理しやすいです。

・大和芋も栽培されていて手に入りやすい。山芋の代用になるが、風味は劣ります。

 

山芋は価格も高くてなかなか手に入らないですが、機会があったら是非とろろにして食べてみてください。

ただ、3種ともそれぞれ良いところがあって美味しい芋ですから、目的に合わせて使い分けると良いですよ!