2019年統一地方選の福井県知事選挙に立候補した杉本達治(すぎもとたつじ)さん。
西川一誠知事の下で副知事を務め、西川知事の信頼厚かった人物です。
そんな杉本達治さんの出身大学や経歴、知事との仲について調べました!
ここにきて、どうして分裂することになったのか見ていきましょう。
杉本達治の出身大学は?
杉本達治さんは、福井県の出身ではなく岐阜県中津川市の出身です。
おじいさんが福井県大野市の出身だそうです。
高校は、多治見北高校に進学。
多治見北高校は岐阜県の中でもトップクラスに入る進学校で有名大学への進学者も多い高校です。
文武両道で部活動も強いことで有名だと思います。
杉本達治さんは東京大学に進学。
法学部を卒業されています。
杉本達治の経歴は?
東大を卒業後は、自治省(現・総務省)に入省。
2004年から2007年まで福井県に出向し総務部長を務め、2013年から2016年まで副知事を務めています。
2018年11月、年齢56歳で総務省を退職し、福井県知事選への出馬を表明しました。
西川知事との関係は?
西川知事の下で、副知事も務めた経験もあり2人の関係は良好だったようです。
西川知事は、県内各地の会合に杉本副知事を同席させるなど、将来の後継者として見られていました。
経歴も似たところあります。
西川一誠さんは福井県の出身。
京都大学を卒業後、自治省(現・総務省)に入省しています。
2人は同じ総務省の先輩・後輩という関係もあって、西川知事は杉本副知事のことを可愛がっていたのではないかと思います。
そんな2人に徐々に亀裂が入るようになります。
一部報道によると、西川知事の議会軽視の姿勢、コミュニケーション不足が県政運営を低下させているとの声があります。
また、現在4期目ということもあり、多選批判もあることから、杉本知事待望論が挙がったようです。
実際、告示前の討論会でも杉本さんは、「コミュニケーション不足で物事が進んでいない」と発言。
これに対し、西川知事は「副知事時代にコミュニケーションを取っていただく必要があったのでは?」反論。
火花が飛び散っている感じです。
今回の福井知事選は、保守分裂が起こるのでは?と言われています。
西川知事は立憲などの県連合からの支持を受け、杉本達治さんは自民党が推薦を出しています。
西川知事は過去には自民の推薦を受けて知事選に出た経験もあり、自民党福井県連からは、西川氏を推す声も根強いそうです。
今回の知事選を巡っても自民党への支援をお願いしたようですが、結果的に杉本達治さんを推薦する事に決まりました。
そのため、西川氏を推す保守層での票の分裂が起こると見られています。
2人は政策面では大きな違いはないとも言われているので、現県政の維持か、新体制への転換かを担う選挙となります。
出陣式では、自民党は幹事長代行の萩生田光一さん、党筆頭副幹事長の稲田朋美さんという党幹部を送り込み結束をはかっています。
萩生田光一さんは「しがらみのない幹事長代行が来た」と述べました。
実はこの発言の意図は幹事長の二階俊博さんのことを意味しています。
二階幹事長と西川知事と旧知の仲なのだとか・・・
福井県知事選挙を巡っては、二階氏が西川氏支持、森喜朗氏が杉本氏支持という経緯がありもあり、推薦決定が長引いたようです。
それにしても、二階幹事長は色んなところ手を出して話題になる人ですね。
旧民主党・細野豪志氏の二階派入りに、小池都知事の再選支持、安倍総裁の4選支持などなど。。。
結局、福井県知事選でも手を引く形になったようです。
与党vs野党という戦いよりも、自民分裂選挙という見方が強いようです。
注目の福井知事選挙は4月7日投開票です。