オリンピック開催地IOCが2大会同時発表!ルールとその理由は?

オリンピック開催都市発表

2024年と2028年の夏季五輪(オリンピック)の開催地が、それぞれパリとロサンゼルスに正式決定しましたね。

今回、IOCが2大会同時決定を行ったのは、異例の出来事で1924年パリ、1928年のアムステルダム(オランダ)大会決定時の1921年以来で96年ぶりとなります。

ではなぜ、2大会同時発表を行ったのでしょうか?

オリンピック開催地発表のルールとは?

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ルールは、IOC憲章に定められています。

33 開催都市の選定

1. 開催都市の選定は IOC 総会の特権である。

2. IOC 理事会は、総会で開催都市選定が行われるまでの手続きを定める。 特別な事情を除き、 そのような選定はオリンピック競技大会の開催 7 年前に行われる。

3. 立候補申請都市の国の政府は、 国とその公的機関がオリンピック憲章を遵守すると保証する 法的に拘束力のある証書を IOC に提出しなければならない。

4. 開催都市の選定は、 当該オリンピック競技大会の開催に立候補している都市が存在しない 国で行う。

出典:http://www.joc.or.jp/olympism/charter/pdf/olympiccharter2016.pdf(p.60より抜粋)

 

これを読み解いて見ましょう。

今回大事なのは、33-2の後半ですね。

33-2.   IOC 理事会は、総会で開催都市選定が行われるまでの手続きを定める。 特別な事情を除き、 そのような選定はオリンピック競技大会の開催 7 年前に行われる

 

つまり、開催都市選定は特別な場合を除いて開催の7年前に行われるということになります。

ですから、2024年大会の都市選定は、7年前である今年2017に行われることは憲章通りです。

しかし、2028年大会の都市選定に関しては、逆算すると今年は11年前ということになります。

 

条文には、「特別な事情を除き~」とありますね。

今回は、この特別な事情が適用されたということ。

 

それじゃあ、特別な事情ってなによ?って話です。

2大会同時発表の理由とは?

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まず、2024年大会の立候補都市は、パリ、ロサンゼルス、ローマ、ハンブルク(ドイツ)、ブダペスト(ハンガリー)の5都市でした。

 

しかし、財政負担に住民が反発し、ローマ、ハンブルク、ブタペストは撤退しました。

そのため、パリとロスの2都市しか残らなかったのです。

 

続いて、2024年がパリになった理由を考えて見ましょう!

冒頭でも述べた通り、パリは1924年大会を開催しており、2024年は100年後になります。

パリがこの100年記念大会を狙っているのは当たり前ですね。

 

一方で、ロサンゼルスは招致に負けた場合は、もう立候補しないかもよ?と口にしていたという報道もありました。

IOCとしては、オリンピック開催経験のある大都市ロサンゼルスの気を害してしまっては今後に影響を与えかねないですよね。

 

そして、開催都市にのしかかる経済的負担が大きいという事実があります。

現に、3都市は撤退してますしね。

ですから、2028年の立候補がいなかったら!?ってことを懸念したと考えられます。

 

そこで、2024年をパリ(100年記念)、2028年をロサンゼルス決定とすることで、両都市との喧嘩を避けた形になったのではないかと推測することができますね。