繰り返し頭痛が起こると、病院に行こうか悩んだ事があると思います。
でも、頭痛の受診は何科に行けばいいのでしょうか?
ここでは、何科を受診してどんな検査が行われるのかをお伝えします。
[adt]頭痛の種類
一言で頭痛とは言っても、頭痛にはいくつか種類があります。
数週間おき、数日おきに繰り返す頭痛は慢性頭痛と言います。
慢性頭痛には主に「緊張型頭痛」「偏頭痛」「群発頭痛」です。
<緊張型頭痛>
首や肩の筋肉が緊張することが原因で起こる頭痛。
頭全体や後頭部が痛むことが多く、首や肩のマッサージ、運動などで解消されることが多い。
<偏頭痛>
ストレス、自律神経などの影響で脳の血管が拡張することにより起こる頭痛です。
片側、または両側のこめかみの辺りから頭全体がズキンズキンと脈打つように痛む。
体を動かすことで痛みが強くなり、吐き気、嘔吐が伴うことも。
<群発頭痛>
片側の目の奥がえぐられるような激しい痛みでじっとしていられなくなります。
しばらくの間ほぼ毎日起こります。
タバコやアルコールが群発頭痛を引き起こす原因になります。
慢性頭痛の中でも7割前後を占めると言われる緊張型頭痛は、市販の薬で痛みが軽減しやすく、筋の緊張を避けることで予防することができます。
原因がわかりやすいため、受診する人はそれほど多くありません。
ですが偏頭痛や群発頭痛は日常生活に支障をきたす可能性があり受診を考える人は多いと思います。
何科に行けばいいの?
慢性頭痛の場合、何科に行くのか良いのでしょうか?
徐々に数が増えてきた診療科に「頭痛外来」があります。
頭痛外来は頭痛専門の診療科です。
頭痛で何科に行くか迷ったときにはここが第一に選択する病院です。
ただ、頭痛外来は数が少なく、近くにない場合が多いと思います。
その次に受診するのは、「神経内科」か「脳神経外科」です。
ここは、脳やその周辺の血管・神経を専門に診てもらえる診療科です。
ただし、いつもと違う激しい頭痛やしびれなどの症状が出ている時は、命にかかわる脳の病気の可能性があるため、救急車を呼びましょう!
私も偏頭痛がいつもより激しく起こった時、夫がすぐに病院の救急に連れて行ってくれました。
頭痛を専門に見れるお医者さんがいるかどうかわからない場合は、救急車を呼ぶのが確実です。
[adsense]検査内容
慢性頭痛で頭痛外来や神経内科、脳神経外科を受診した時には、どのような診察になるのでしょうか?
頭痛は、脳の大きな病気が関係していることもあるので、問診をしたうえで、
・脳の画像診断(脳CTや脳MRI)
・脳波の検査
・脳の血流の検査
・血液検査
・心理検査
等の検査が行われます。
目に見える原因が特定できない場合も多いので、検査の種類はもっと多くなることもあります。
どのぐらいの頻度で頭痛が起こるのか、どのような痛みか、服薬の有無など多くの情報が必要となります。
受診するときにはこういった情報をメモ形式でもよいので記入したものを持参しておくと診療がスムーズに進みます。
私の場合、病院でお医者さんを目の前にすると、緊張して情報が十分伝えられないという事がよくあります。
ですので、病院に行くときにはこのようなメモを持参するようにしています。
まとめ
慢性頭痛には種類があり、多くの症状は緊張型頭痛の可能性が高いです。
頭痛の受診は「頭痛外来」「神経内科」「脳神経外科」がベストですが、ない場合は内科に行き診察を受け必要に応じて紹介状を書いてもらいましょう。
診療をスムーズにするためには過去の頭痛の状態などのメモを持参しましょう。
何年も悩んできた頭痛が、受診することで劇的に楽になることもあります。
頻繁に繰り返す、日常生活に支障をきたしている、などで悩んでいる方は早めに受診するようにしましょう。