喘息とストレスの関係と、自律神経のコントロール方法について

喘息とストレスについて

喘息とストレスについて

「ストレスですね」病院に行くと医師からこのような診断を受ける方も多いと思います。

それだけ現代社会では、ストレス = 病気の原因が当たり前になっています。

精神科というと行きにくいですが、神経科や心療内科など診療科の名前も派生しており、昔に比べ通いやすくなっていると思います。

そのストレスの原因とは一体なんなのでしょうか?

ストレスの原因とは!?

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ストレスは自分以外(外的な要因)と自分自身(内的な要因)の刺激で『身体的』、『精神的』に負荷がかかっている状態です。

ストレスは悪者というイメージが大きいですが、嬉しい事、楽しい事も刺激なので、実はストレスに該当します。

やる気やモチベーションがアップする事は良いストレスです。

しかし、現代社会では悪いストレスのほうが意味合い的に多いと思います。

・人間関係

・仕事や学校

・疲れ、睡眠不足

・天候

・不安、内向的な性格

・お金

普段からこのようなストレスの原因を受け続けて溜め込むと、ある時ちょっとした事が引き金となり、うつ状態となってしまいます。

なので、普段からストレスを溜め込まない事は大切だと言われます。

その対処法として、趣味を持つ、実生活から離れる(散歩やスポーツなど)、十分な休息を取るなどが挙げられます。

これらはストレスの緩和にはなります。

ですが、根本的な解決に繋がる事は難しいように感じます。

特にほとんどのストレスは人間関係と疲れです。

そして、その要因を切り離すには環境を変える、つまり転職するといった決断も必要だと思います。

もちろんリスクはありますが、環境を変える事は良い選択肢の1つだと思います。

どうしてストレスが喘息に影響するの?

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ストレスがかかると、体の中の器官の働きを調整している『自律神経』が乱れます。

その自律神経は、交感神経(緊張している時)と副交感神経(リラックスしている時)がバランス良く働きます。

喘息は、昼間よりも夜間に症状が現れる方も多いと思います。

夜間は副交感神経優位になり、気道を支える筋肉も緩むことで空気の通り道が狭くなるためです。

ということは、ストレスを受けて交感神経が優位になっている状態だと、喘息にならないのでは?と思ってしまします。

しかし、当然のことながらストレスを受けすぎるのは体にとって悪いです。

ストレスがかかり交感神経が優位の状態が続くと、神経はあなたを守ろうとします。

そうすると副交感神経が過剰に働くことがあります。

そして、ストレスから逃れようとするので、ダラダラしてしまったり、楽をしたいという気持ちも一層強くなります。

やる気を出して最初は一生懸命頑張るけど、その後一気にやる気がなくなり止めてしまう3日坊主。

あなたも、もしかしたら経験があると思います。

これは一気にストレスをかけているのも原因で、継続するには小さな事をコツコツ行うのが良いのです。

少し余談を挟んでしまいましたが、

このように、ストレスの反動で副交感神経が過剰に働いてしまい、発作を誘発する事が考えられるのです。

また、免疫力が弱くなるため、アレルゲンや刺激に反応しやすくなります。

ストレスを減らす事は、喘息をコントロールする上でとても大切です。

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自律神経の整え方

自律神経の整え方について

ストレスを減らして自律神経のバランスを整えるためには、どちらかの神経が過度になり過ぎないようにする事です。

仕事のストレスや疲れで休日はだらけてしまう方なら、休日に散歩をする事でバランスを整える助けになります。

また、趣味も大掛かりなものでなければ、休日以外にも取り入れる事でストレス軽減に繋がります。

そして、転職するなど環境を変えて良い影響をもたらす事もあります。

新しい仕事探しをしてみる、自分のやりたい仕事は何か考えてみる事も良いかと思います。

このように、仕事の日は仕事だけ、休日は趣味だけという極端なメリハリではなく、1日の中に複合的に物事を取り入れる事が大切だと思います。

喘息以外にも自律神経を整える事は病気のコントロールになるので、ぜひ心がけてみて下さいね。

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